スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:-- ] | スポンサー広告
「短歌人」掲載の短歌 2009年5月号

2009年5月号 会員1欄掲載 以下7首 砺波湊・作


リストラを我に告げたる上司より鼻の脂が沸くのを眺む

そのなかの一人となりて「雇い止め」サ変名詞の一つとおもう

美しき女が無残に死ぬ話ばかり連なるフィギュアスケート

「妖精」と呼ばれる少女 跳ね上げた靴底の刃から降らせるみぞれ

貴社におかれましてはますますご清栄ところでわたしを雇いませんか

三袋分の履歴書書き尽くし隣の町に決まる就職

川沿いに次の駅まで歩くこと来月からの通勤となる


続きを読む
スポンサーサイト
[2009/05/02 17:25 ] | 短歌(砺波湊作)
「短歌人」掲載の短歌 2009年4月号
2009年4月号 会員1欄掲載 以下7首 砺波湊・作


「年とったのは今々じゃない」が口癖の祖母は死にたり七十九で

染みだろう空から見ればさみどりの田んぼの合間に喪服のわれら

どの畦も歩いたような 手を繋ぐ早足の祖母と五歳のわたし

兄弟は似ているものだ声出さず息荒くして伯父と伯父泣く

黒き服の二、三人ずつとりどりの色した車に乗りこんでゆく

母に似て母とは違う味つけの煮物をよそう尺二寸皿

「今でいうできちゃった婚だったんよ」大叔母、祖父母の秘密を暴く



続きを読む
[2009/05/02 17:17 ] | 短歌(砺波湊作)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。