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「短歌人」掲載の短歌 2009年9月号
2009年9月号 会員1欄掲載 以下7首 砺波湊・作


かなしみはやわらかだった足指にタオルケットをつまむのに似て

男塾の面々に乳首なきことを寝苦しき夜に思い出しおり

ビル裏に静かに絡まる蔦として緑の螺旋階段はあり

99(ナイナイ)の岡村隆史の動きなり食卓の上を小蝿は走る

横浜を過ぎた車窓に赤き羽根拡げ森永の天使は迫る

「お買い得!キャ別88円」の札のまわりを巡る蝶々

リポDの小瓶を窓から突き上げる空の密度を濃くするために


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[2009/08/27 12:56 ] | 短歌(砺波湊作)
「短歌人」掲載の短歌 2009年8月号
2009年8月号 二十代・三十代競詠特集 砺波湊・作

■ イメージ


朝に選ぶ靴はその日にどの程度背伸びをするかという選択肢

つり革に少し遅れて揺れるひと 好みの音で耳をふさいで

ケータイは折り畳まれて二十錠入りのセデスの大きさとなる

地下連絡通路の半ばつまずいた男は床に笑いをこぼす

始業前の体操のたびに指示を出すテープの女の名を空想す

「皆さん、いかがでしたか」とテープは終わる 答えはいつも思いつかない

ウサギ跳びが推奨されていた頃の家族写真の白い縁どり

「大切なものは見えない」ヒアルロン酸を含んだ美容液塗る

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小文・好きな動物

ペットを飼ったことがない。親しみを感じる動物は狛犬くらいだろうか。神社の入口の二頭。強面と全身を包む巻毛のギャップがいい。実在するなら、クルッとした尻尾とお尻に触れてみたい。あの毛並みはどんな感触か。


[2009/08/27 12:56 ] | 短歌(砺波湊作)
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