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「短歌人」掲載の短歌 2010年6月号
2010年6月号 特集「水無月集」掲載 以下8首 砺波湊・作


あ、水無月集とは……
「会員1欄の選抜メンバーによる作品集であり、例月の月例作品で不断の努力を続けている方々によるものです。」
(編集後記部分の編集委員・橘圀臣さんのコメント)だそうです。不断の努力……うーん(汗)。



雨の降る前


マンションの吹き抜けにシャボン玉浮かびめまいのように空に吸われる

プランターには名を知らぬ草エアコンの室外機からの吐息に揺れて

午後のひかりにくまなくからだ充(み)たされて地下へともどる丸ノ内線

新聞紙突風に舞う灰色の小動物と見える位置まで

親指を押し込むかたちの頬杖のチェーホフの瞳(め)の色を知らざりき

嘴(はし)ながき鳥に似ており店の隅ひとりのおみなフォー啜りいて

花束に収まるピンクのどの花も噛み締めたきほど柔らかく咲く

エレベーターの階数表示をたしかめる目をして車窓の月をみている


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[2010/06/01 14:33 ] | 短歌(砺波湊作)
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