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「短歌人」掲載の短歌 2010年 9月号
2010年 9月号 会員1欄掲載 以下7首


バレエシューズにミニスカートの少女たち絵本を飛び交う妖精はみな

百合の花ホックを外す音をさせ蕊より花粉を摘みとらせたり

ロンギヌスと読んでいたこと針の先尖ってたこと父のLONGINES

「ご迷惑おかけします」とう膜のなかビルは骨から生まれる胎児

給水塔屋上にあり午睡へとしずむ額の上にも水面

水のように蝉鳴く日暮れ前世は小舟だったと気づくブランコ

思い出とよく似て蚊取り線香は消える間際にひときわ香る


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[2010/11/29 13:22 ] | 短歌(砺波湊作)
「短歌人」掲載の短歌 2010年8月号 
2010年8月号  20・30代特集掲載 以下8首


アルクアラウンド


ひとすくいの真水を運ぶ飲みかけのペットボトルを揺らして歩く

知らぬ街にいるようだコインランドリーに服を押し込むどの横顔も

ひるどきに日傘をひらきビルを出るひとりにひとつのひかげの下を

おととしの二重の虹のメモリごと失くしてしまったSDカード

噴水のアーチ眺める一滴もこぼれずにかえるもとの池へと

掲揚台のロープがポールを撲つ音がかん高く響く風つよき午後

首都高速高架の下はひんやりとほのぐらき道 ここは林だ

いつの間にか解ける靴ひも蝶たちは地面の近くは嫌だといって


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[2010/11/24 09:15 ] | 短歌(砺波湊作)
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