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「短歌人」掲載の短歌 2011年 2月号
10月号~1月号掲載の歌はまた改めて。
昨日雑誌が届いて、今なら覚えてるから、ちゃっちゃと更新。


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2011年 2月号 会員1欄掲載 以下7首



「発生」と駅にアナウンスは流れイナゴの群れか人身事故か

訳すとき薄まっていく言葉あり人身事故はアクシデントに

ぴかちうと旧かなで書けばあやしげな黄色い毛皮の小動物よ

一本の延長コードを埋めたるごとく腱浮く細き手首に

モロ国を地図に探したこと思う「もろびとこぞりて」街に響けば
(ルビ:国=こく)

咳となりCDに刻まれた男ウイーンのホールに座ったままで

「今日の星は今日しか見えない」リラックマ、君はなかなかいいことを言う


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[2011/01/27 12:03 ] | 短歌(砺波湊作)
「短歌人」掲載の短歌 2011年 1月号
「短歌人」 2011年 1月号 会員1欄掲載 以下7首


はちみつと朝の光がかたくなになりゆく頃を秋と呼ぶらし

この朝にペットボトルは一列に肚の座ったように並びぬ

銀杏並木を犬と人とが散歩するたいていの犬は銀杏が似合う

踊り場にくるみ釦が落ちている ここにはいない誰かのかけら

こおりおにいろおにたかおにかくれんぼ 鬼決めしのち鬼呼ぶあそび

車窓から西陽が差して耳という半透明の部位おもいだす 


 注)ちょっと修正してみたのもあります。

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(ホントにこの記事を更新したのは2011/02/22です)



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[2011/01/27 05:30 ] | 短歌(砺波湊作)
「短歌人」掲載の短歌 2010年12月号
2010年 12月号 会員1欄掲載 以下7首


四時半に「夕やけこやけ」のチャイム鳴る昨夜よりつづく雨音のなか

ひっつめ髪の店員多き花屋には女の名前の花多くあり

くつひものない靴ばかり日々履いて出入り自由の足と思いぬ

ラプンツェルを魔女は塔よりつき落とし施錠してのち立ち去ったのか

湯呑み茶碗にひびが入れば朝ごとにさみしい音をつぶやく楽器

CMソングは知らぬだろうがカモメらはかっぱえびせんむさぼっている

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(ホントにこの記事を更新したのは2011/02/22です)


[2011/01/26 19:47 ] | 短歌(砺波湊作)
「短歌人」掲載の短歌 2010年11月号
2010年 11月号 会員1欄掲載 以下7首


丸の内中央口より粉砂糖まぶしたように光るビル見ゆ

回転の前に木馬はえらばれるそしらぬ顔で前向いたまま

地下街に傘をたためばさっきまで雨だった水ににじむ指先

海外ドラマは時折かなし背を丸めシリアル啜る大男見せ

見る夢を透かすことなく瞼には血管の青く細い蔓這う

「が」と打てば「頑張れ」と予測変換す携帯電話は畳んで仕舞う

うろこ雲と東京ドームが同じ白にかがやいており秋の証しに

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(ホントにこの記事を更新したのは2011/02/22です)
[2011/01/26 17:49 ] | 短歌(砺波湊作)
「短歌人」掲載の短歌 2010年10月号
2010年 10月号 会員1欄掲載 以下7首


グリーンカーテン おしゃれに呼んでもベランダに深呼吸すればゴーヤの匂い

殻の奥のかたつむり吸う虫もいて吸うときに目は合うのだろうか

堰と同じ語源と思えば喉の奥につまった小石をこぼす心地す

<悪の組織>の従事者数の少なくて零細企業に似たり毎年

ニンテンドーDS操れど人はゲッツーに遭えば天仰ぐもの

「たくさん口に含めば眠気があらわれる」はじめて読んだムヒの取説

機械なれば訃音もクーポン付メルマガもひとしく緑に光るケータイ

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(ホントにこの記事を更新したのは2011/02/22です)
[2011/01/22 12:29 ] | 短歌(砺波湊作)
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