世の中ね、顔かお金かなのよ!

ブログタイトルはこんな(回文)ですが、恋愛や人生の指南はしません(できません)。砺波湊の短歌メインなブログです。

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忘れられないワンフレーズって誰にでもあるとおもいます。

ワタシの場合は『舞姫』ばーい森鴎外。たぶん一生忘れない。
「エリスかわいそー」とかそういうことでなく。
その最初の一文。高校の国語の教科書に載っていて、
指名されたワタシは朗読することになったのです。

  炭俵をばはや積み果てつ。

「炭俵を」……炭俵はわかる。炭の俵ね。燃料ね。炭俵を、どうしたか。
「ばは」……ば、は? ここでつまずいた。 BAHA か BAWA か。
ば、って何? 誰? とりあえず次を見てヒントにしようと考えた。次。。。
「や」……や?! ばは、や? ば(人名)はYA-……???
や、って何? 掛け声? ……くじけそうになりつつ、文の最後を見る。
「積み果てつ」……積み終わっちゃった。炭俵、積み終えちゃってた。

「すみだわらぉー、ばわー、え、ばは?……や、つみはて、つ」
と読み上げて自分自身で呆然とし、その次の行がもう読めなかった。
(「~をば」っていうのが思い至らなかった。「早や」も。)
誰も笑わないところを見ると、皆もこの文章はチンプンカンプンらしい。
教室に沈黙がひろがって、しばらくしてから先生が「あー、もういい。
他の誰に当てても読めんな、これは。一度儂が読むから聞いてなさい」
(一度定年退職されて講師扱いでいらしてる先生だとかで、お幾つ
だったのか細身で総白髪の、一人称「儂」という濃ゅぃキャラだった。)
と宣言して朗読をはじめ、英文にルビを振るように教科書の上を鉛筆が
走るシャカシャカ言う音が教室じゅうで鳴り止まなかったのだった。

間違えたからこそ憶えているってこと、ありますよねー。

友達も「♪もろびとこぞりて」を「モロ人」だと、ずーっと思っていたらしい。
キリストはモロという国の人なのだと思っていたそうな。

・モロという国を探した頃のこと「もろびとこぞりて」聴くたびおもう
                                 (笑・砺波湊)
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