スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:-- ] | スポンサー広告
「短歌人」8月号  「二十代・三十代競詠」特集
「二十代・三十代競詠」特集掲載 以下8首&小文


 花苑                     砺波湊

新木場駅徒歩一〇分の公園は番地を持たぬただ「夢の島」

雨の中ウォーキングする女達たしかに夢で見た風景だ

羊歯の葉をひっくり返す膝の裏にほくろを見つけたこと思いつつ

面白いことはないかと訊いてくる<エンタメ亡者>の友を怖れる

傘立てに傘を捨て来し罪人を映すファミマのガラスの壁は

「今年の新色」「夏の新色」色彩は無限に殖えてゆくものらしい

噛み痕がないのが不思議なほど白い首筋を見つつ降りる階段

花びらか血痕なのかコンコースに散る赤の脇を足早にゆく

------------------------------------------------

小文(お題・好きな文庫本一冊)

誕生日が同じなので買った安部公房『箱男』。
「(上半身裸でも)ズボンさえちゃんとしていれば何とか世間に紛れ込める」というセリフが好き。
一年に一度は読み返すのにストーリーを憶えておけないところもいい。
スポンサーサイト
[2008/12/29 08:03 ] | 短歌(砺波湊作)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。